スカンジナビア航空751便の飛行機事故の原因やその後の機長やクルーの現在は?

今回は、『生死を分けたその瞬間 体感!奇跡のリアルタイム』にジナビア航空751便の飛行機事故を取り上げられています。

 

番組は『一歩間違えれば一大事だった現実に起きた事件、事故を再現VTRで紹介』とあり、過去のスカンジナビア航空751便の飛行機事故を再現VTRでリアルに再現されています。

 

スカンジナビア航空751便の飛行機事故は、1991年にスウェーデンで起きた航空事故で当時は、ニュースなどで話題になりましたが、どんな航空事故だったのか調べてみたいと思います。

 

では、さっそく!

 

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スカンジナビア航空751便の飛行機事故とは?

スカンジナビア航空751便の飛行機事故は、1991年12月27日にスウェーデンで起きた航空事故です。

 

スカンジナビア航空751便は、ストックホルム・アーランダ空港から飛び立ってからすぐに両エンジンが飛行機の主翼に付いた、大量の雪を吸い込み、エンジンが故障しました。

 

飛行機は、空港から15kmほど離れた、平原にパイロットたちは不時着させ、飛行機の機体は全破損し大破しましたが、奇跡的に死者が出なかったという航空事故でした。

 

しかし、飛行機内では壮絶だったようです。

 

スカンジナビア航空751便は普段通りに離陸しましたが、わずか25秒後に乗客とパイロットは第2エンジンからの異常音と振動に気づきました。

 

乗客も気がつき体感する振動が発生し、機内全体に緊張状態なっていたそうです。

 

これは、エンジンに吸い込まれた氷の破片が、当たった衝撃で、エンジンのファンが変形しサージングという失速を起こしてしまいました。

 

異常に気が付いた機長は、すぐに緊急で自動システムを使用し機体を安定させようと試みますが全く反応せず、さらに離陸から39秒後には第1エンジンも失速し、機内全体に煙や焦げ臭さが漂い出しました。

 

その後すぐに、両エンジンが停止し、電力をほぼ失い無線も使えない状態に。

 

高度も下がり、異常に気が付いた非番機長もコックピットに駆けつけ、機体をなるべく失速させないように専念させますが、エンジンの再点火を試みながら、空港へ引き返そうとしましたが、飛行機は毎秒6m降下していて、エンジン停止から墜落まで2分ほどしか猶予がなかったのです。

 

電力と油圧は回復しましたが、左エンジンは再点火の際にオーバーヒート起こし、同様に右エンジンも同じ状態だと機長は悟り、空港までたどり着けないことに、気がつきました。

 

パイロットたちは不時着の必要があると判断し、機長はバルト海への着水を回避しゴットゥローラの平原に機体を下ろすことを決めました。

 

バルト海の着水なると機体が大破し、海に投げ出されることを予知し、ゴットゥローラの平原には森林地帯で、少しでも機体の衝撃を和らげれる松の森をクッションとして着陸時の衝撃を和らげようと考えたのです。

 

不時着の衝撃で、飛行機の機体は3つに割れ全大破しましたが、松の木と雪がクッションになり衝撃を吸収したことで、100名の負傷者を出しましたが、死者は出なかったのです。

 

主翼の燃料タンクが無くなった為火災は発生せず、空港から近かったことも良かった為、事故後すぐに乗員乗客129名全員が無事に救助されました。

 

大事故でしたが、死者が出なかったことは、良かったですが生きた心地はしなかったでしょうね。

 

しかし、事故原因もあったようです。

 

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スカンジナビア航空751便の飛行機事故の原因は?

 

事故機になった機体は、燃料を積んだまま事故当日の朝まで野外に駐機されていました。

 

当時の気温は、深夜から明け方にかけて0〜1℃で、金属製の主翼により燃料が冷やされ、雪や氷が大量に主翼の上に積もり固まりました。

 

離陸と同時に雪や氷がエンジンに吸い込まれたのが原因でした。

 

通常は、雪が積もった時点で落とすのですが、作業員の点検ミスだったのです。

 

そして、小さな雪や氷が吸い込まれただけで、エンジンが停止にまで至ったのは、マニュアルの操作ミスだったのです。

 

異常音を聞いて、パイロット達はエンジンの推力を落としたところ、自動推力復元システムが、「パイロットが騒音軽減のために行なっている」と間違って判断し、パイロットたちの考えとは逆に、推力を自動で通常状態に戻してしまったのです。

 

自動推力復元システムは、離陸後に必要な出力が得られなかった場合にコンピューターが自動的に燃料をエンジンに噴射して出力を補正する装置ですが、スカンジナビア航空に納品された比較的新しい機体にはこのシステムが備わっていましたが、航空会社や製造会社は、システムに関してパイロット達に伝えていませんでした。

 

マニュアルにも記載がなく、パイロット達は自動推力復元システムの誤作動を阻止することが出来なかったのです。

 

エンジンの推力が落ちないままサージが続き、深刻なエンジントラブルに繋がり、故障した際にはバラバラになり、飛行経路上にエンジンの部品をばら撒きながら不時着に至ったそうです。

 

事故の原因は人のミスが重なり起こった事故だったのですね。

 

スカンジナビア航空751便の飛行機事故のその後の機長やクルー現在は?

スカンジナビア航空751便の飛行機事故後、クルー達はメディアからヒーロー扱いされました。

 

航空事故調査の結果でも、落ち度などは全くなかったことも証明されました。

 

しかし、事故機の機長を務めていた、ステファン・ラスムセン機長はパイロットとして常務には戻らなかったのです。

 

ステファン・ラスムセン機長はインタビューで、事故がきっかけで機械が信用出来なくなり、パイロットの仕事を辞めざるを得なかったそうです。

 

想像を絶する事故だったのでしょうね。。。

 

副操縦士とこの航空機事故で重傷を負った非番機長は、その後常務に復帰されているそうです。

 

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最後に

今回は、スカンジナビア航空751便の飛行機事故について調べてみました。

 

スカンジナビア航空751便の飛行機事故では、かなりの大事故で負傷者は出ましたが、死者は出ていない航空機事故でした。

 

自己原因は、人によるヒューマンエラーでしたが、その後再発防止に務め、は雪や氷という天候下で除氷液を使用した後も主翼の前縁だけでなく、中央や後部などに雪や氷が残っていないかを触って確認するように再指導され、事故に追い込んだ自動推力復元システム存在をパイロットに達に、周知させることを徹底するようになっています。

 

今後このような事故はあってはならいですね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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