今回は、クラゲを愛してやまない奥泉和也について調べてみたいと思います。
奥泉和也は、山形県鶴岡市の加茂水族館で、クラゲ館長として、活動しています。
奥泉和也の出身大学や経歴を調べるとともに、クラゲの魅力についても迫っていきます。
クラゲは、近年女性の間で大ブームを巻き起こしている生き物です。
幻想的な姿に癒されるとあって、クラゲ目当てに水族館に行く女性が急増しているんだとか。
5億年前にも生息したといわれるクラゲの種類や魅力をたっぷり調査したいと思います。
では、さっそく。
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加茂水族館館長の奥泉和也経歴出身大学は?
名前:奥泉 和也 (おくいずみ かずや)
出身地:山形県鶴岡市
生年月日:1964年6月
最終学歴:地元の農業高校卒業(公表されていないが鶴岡市には庄内農業高校がありおそらくそこの可能性が高いです)
職業:加茂水族館のクラゲ館長
婚姻:既婚
家族:妻・娘・息子
奥泉和也は、1983年に地元の農業高校を卒業しました。
鶴岡市にある、農業高校は山形県立庄内農業高等学校のみでしたので、はっきりと公表していませんが、この高校で間違いないと思われます。
ちなみに、お笑いコンビ「キャイ~ン」のウド鈴木の母校でもあります。
いまや、クラゲの専門家として名を上げている奥泉和也。
専門的な大学で勉学に励んでいたと思いきや、高校卒業後、そのまま加茂水族館に入社しました。
なので、大学には進学していませんでした。
小さい頃から、海と釣りが大好きだった為、将来は海に関わる仕事をしたいと考えていたそうです。
山形県には、鶴岡市にある山形最大の「湯野浜海水浴場」を始め、6つの海水浴場を抱えています。
そのため、奥泉にとって海は切っても切り離せない身近な存在だったそうです。
そんな鶴岡市で育った奥泉和也は、地元愛にあふれそのまま、そこの水族館館長になったと言う訳です。
しかも、高校卒業後そのまま入社して現在ですからよっぽどのクラゲ一筋ですよね。
そんなに愛されて、クラゲもさぞ幸せでしょう。
ところが、加茂水族館の職員になった当初からクラゲの飼育を任されたわけではなかったそうです。
最初の仕事は、アシカの飼育係でした。
そもそも加茂水族館の歴史は、非常に古く、ルーツをたどれば1930年に地元の融資を募ってできたのが始まりでした。
ですが、1972年に近隣に大型水族館が設立してしまうのです。
そこで、加茂水族館の入場者数は激減してしまいます。
入場者数を増やそうとラッコの展示を実施したりしましたが、それでも客足は遠のくばかりでした。
当時は、高度経済成長期の終焉器でした。
その余波が、加茂水族館にも及びました。
そして、1997年度に、年間入場者数が過去最低の9万人台になったのです。
9万人と言えば、東京ドームの収容人数が1回4.5万にですからそれが約2回分です。
それが、年間の入場者となると、やはり危機的状況だということがわかります。
ですが、そんな状況の中で転機が起きるのです。
ここから、奥泉和也の大活躍が始まります。
当時、サンゴを飼育している水槽で、『サカサクラゲ』(別名マングローブジェリーフィッシュ)が生まれたのを奥泉和也が偶然発見します。
3mmほどの生物が照明の下で元気に泳いでいたそうです。
奥泉和也は、このサカサクラゲを未経験ながらも一生懸命に育てて、500円玉くらいのサイズになったところで加茂水族館に展示しました。
これがなんと、大ヒットを記録します。
お客さんは大喜びで、クラゲの展示場は他の展示場の3~5倍の滞在率をたたき出したのです。
当時、加茂水族館館長であった村上龍男は「これだっ!!」と手ごたえを感じたそうです。
そうして、奥泉和也はクラゲの育成を専任として任命されたのです。
1998年には、日本一を目指します。
そして、2003年にアメリカのモントレーベイ水族館を抜き、20種類ものクラゲ展示で世界一を名乗ります。
そして、2012年にギネスに認定されるなど、世界のクラゲ飼育のトップを走り続けているのです。
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加茂水族館館長の奥泉和也のクラゲライフとは?
専任当初は、奥泉和也は専門知識がなく手探りで飼育をしていました。
サカサクラゲ以外のクラゲを展示するも、体に空気が入ったり、排水口に詰まったりと前途多難だったんです。
しかし、知識がないからこそ、常識にとらわれない発想で様々な飼育方法を発見できたんだとか。
たしかに、どんな世界でも、先入観のある熟年者よりも若手のアイディアが光ったりするものです。
まずやってみる!のトライ&エラーの精神が良かったのでしょうね。
そうして、今となっては奥泉和也がクラゲの第一人者だから凄いもんです。
世界中の人たちが奥泉和也と情報を交換、提供をしています。
2012年4月には30種類の(展示は40種類)のクラゲがギネスに認定され、現在は60種類以上にもなるんだとか。
クラゲが排水口に吸われないようにするため、独自のクラゲ育成水槽を発明しました。
その名も、『加茂式水槽』。
また、動物園や水族館で個体繁殖においてすぐれた功績の団体に授与される『古賀賞』を受賞されました。
まさに、クラゲマイスターですね!
しかも、自分の失敗や経験で手に入れた知識を惜しげも無く全て伝える人柄。
そんな奥泉の知識や経験を学びたいと、世界中から飼育員が研修にくるのです。
国際的にクラゲ飼育を引率する存在です。
そんな彼は、まだ見ぬクラゲを求めて、大西洋にいきます。
テレビ番組『情熱大陸』では、そんな彼に密着した様子が放送されました。
5億年前のクラゲや珍しいクラゲ画像は?
世界には、およそ3000種類ものクラゲが生息しています。
始まりは、5億年も前に先カンブリア時代に誕生しました。
クラゲはその後5億年、ほとんど進化していないと言われ、不思議な生物であり謎だらけです。
なかでも、『ベニクラゲ』と言われるクラゲは不老不死といわれています。
普通のクラゲは、有性生殖の後に死にますが、ベニクラゲ類は再びポリプへと戻ることができます。
ポリプとは、刺胞動物の体の構造のひとつで、イソギンチャクのように固着して触手を広げるもののことを言います。
ちょっとむずかしいですね。
ようは、原型にもどるということでしょうか・・・。
人間も含めて、地球上の約150万種の動物の中で唯一『若返り』能力が確認されている生物です。
花に舞うちょうちょが、青虫に戻るのに等しい現象なので、これは凄いです。
早く頭の良い研究者の方々が、人間にも取り入れてくれれば、細胞の若返りも可能になるでしょうね。
珍しいクラゲも沢山いる中で、とてつも際立つクラゲがいます。
人類史上もっともうつくしいクラゲと言われている、『Halitrephes Jelly』というクラゲ。
まるで、打ち上げ花火のような見た目のクラゲです。
キレイですが毒々しさもありますね。
深海の花火と言われています。
最後に
今回は、クラゲを愛してやまない奥泉和也について調べてみました。
海はいると刺されて痛い嫌な生き物、コリコリしていておいしい、見ると癒されるなど色んな印象を持たれているクラゲ。
3000種類もあるなんて知りませんでした。
日本は、そのうちの60種類程度しかまだ展示されていないとなると奥泉和也の活動の発展が今後も楽しみになりますね。
水族館で見るクラゲも、館長さんたちを始め飼育員の努力で繋がっている命と思ったら、大事に鑑賞したいものです。
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