林真須美死刑囚の死刑執行はいつ?現在の様子は家族は?平成のうちにと?

林真須美死刑囚の支援者の集会が、2018年8月21日に大阪市内で開かれました。

 

地下鉄サリン事件で、関係者の死刑が執行され年号が変わることで、事件の区切りとして「平成のうちにと」とささやかれています。

 

林真須美死刑囚は、現在も無罪を訴え再審請求中で夫の林健治さんや長男を含めた、100人が集会に参加し林真須美死刑囚の無罪を主張し、林真須美死刑囚の訴えています。

 

林真須美死刑囚は、2009年に死刑が確定し、その後再審請求をしましたが、2017年3月に棄却されています。

 

その後、再び再審請求中ですが執行がいつなのかと世間では騒がれています。

 

再審請求中でも刑が執行されたケースはあり、再審請求は執行引き延ばしを目的に繰り返される事が多く役7割の死刑囚が再審請求をしているそうです。

 

林真須美死刑囚が起こしたとされる、和歌山カレー事件から20年もの年月が経ち平成が終わろうとしていますので、多くの刑の執行があるのではと言われています。

 

しかし和歌山カレー事件では直接証拠がなく、状況証拠の積み重ねだけで有罪とされていて刑の確定をしてもよいのか賛否が問われています。

 

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林真須美死刑囚の死刑執行はいつ?

「私は無実」と林死刑囚 毒物カレー事件20年の集会が、再審請求中の林真須美死刑囚の支援者集会が大阪市内で開かれました。

 

オウム真理教の地下鉄サリン事件での刑が確定した、死刑囚の刑が執行されて、平成の事件は平成のうちにと、次の時代に持ち越さない方がよいと声があります。

 

しかし、和歌山カレー事件は直接証拠がなく、状況証拠の積み重ねだけで有罪判決になり刑が確定されました。

 

2009年に刑が確定されましたが、再審請求をし2017年3月29日付で棄却されました。

 

再審請求をしても再審されるのは、困難で「開かずの扉」とも言われています。

 

死刑囚の全体7割が再審請求をしていますが、これは刑の執行の引き伸ばしなどとも言われています。

 

しかし、再審請求中でも過去には刑が執行された事もあるそうです。

 

和歌山カレー事件では、状況証拠のみ有罪判決による刑の確定になりますので、世間では少数ですが冤罪の可能性もあるのでは?などとも言われています。

 

実際に田原総一朗さんは「批判を承知であえて言えば、本人が容疑を否認し、確たる証拠はない。そして動機もない。このような状況で死刑判決が確定してよいのだろうか」などと、コメントしています。

 

ですので万が一、無罪であり刑が執行されてしまう事になってしまっては、国が責任を問われる可能性もあり、刑が執行されない可能性も高いと言われています。

 

刑の執行が確定する前に、獄中で亡くなる受刑者も多く、その可能性の方が高いのかもしれません。

 

林真須美死刑囚の獄中生活は?

林真須美死刑囚は、逮捕当時37歳でしたが現在57歳(2018年現在)になり、拘置所生活も20年となりました。

 

2009年に刑の判決受けてますが、現在でも自身の無実を訴え、再審請求中ですが日々執行の日を待つ身となっています。

 

彼女は獄中から手記を出しており、20年の拘置所生活で自身の事を「シワクチャシラガハヌケババア」と表現しています。

 

歯は抜けて見た目、上唇がないのに等しくなり、髪は薄く白髪となり、顔はシミやシワやクスミやの「シワクチャシラガハヌケババア」となってしまいました。この三畳一間にいて、一番おおそろしいことは鏡で自分の顔を見ることです。

 

他にも彼女を悩ませている事があり、独房の夏の暑さと冬の寒さだそうです。

 

夏は灼熱地獄となり、冬は寒さと戦いになるとか。

 

収容される拘置所によって、冷暖房が設置されていない所がほとんどです。

 

収容されている部屋によっても日差しが差し込んだり、窓が開かないなどもあり室温にも差がかなりあります。

 

手記では、獄中の環境など綴った内容もありました。

 

 私の室、獄中生活は暑いってもんではない。窓の開閉が左右自由にできず、上下に鉄板の窓戸[ママ]が年中はめ込まれていて、焼け付いて手で触ることも出来ず、風通しは悪くて、蒸し風呂、サウナ状態であること、廊下側食器口も私の室は、普通の1/10も開閉できず、風が全く通らず、頭上に24時間監視カメラと録音マイク二つがセットされており、電灯も他室より大きく明るく二本も電球[ママ]があり、昼も明々とつけられており他室より暑いこと、日中は太陽が差し大汗がビニール畳にポタポタ落ち3~4回は着替えて過ごすこと、もう冷たい差し入れが平日ないのなら死んだ方がマシだ[中略]私室[ママ]と他室との室温を比較するため測ってほしいと再々々々々、所長に申し出てきましたが、所長の代理として面接した女区長は知らぬ顔をしてます。

 

刑を執行を日々待つ身の林真須美死刑囚ですが、拘置所の処遇に不満を感じ、何度も国家賠償請求訴訟を起こし30件以上も勝ち続けているそうです。

 

東京拘置所、名古屋拘置所は収容者の部屋に冷房が設置されていますが、全国の刑務所・拘置所に冷房が設置されている施設は1割ほどのようです。

 

大阪拘置所には、暖房もなく林真須美死刑囚は冬には、全身に使い捨てカイロ貼って、寒さを凌いでいるそうです。

 

森友学園の籠池前理事長も、大阪拘置所に収監された際は冬の寒さに手に、霜焼けができたとも言っています。

 

林真須美死刑囚は、籠池理事長に饅頭、妻に石鹸を獄中から差し入れをしていて二人に喜ばれていたそうです。

 

彼女の20年間の間獄中生活を考えると想像もつきませんが、自身の無罪を訴え続けています。

 

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 現在の様子は家族は?

和歌山カレー事件の林真須美死刑囚の支援者集会では、夫である健治さんや長男を含む約100人が参加しています。

 

林真須美死刑囚の家族は、夫の健治さんとの間に4人の子供がいます。

 

娘3人と息子が1人です。

 

長女、次女、長男、三女の順です。

 

夫の林健治さんも、保険金詐欺などで刑が確定し服役し出所され、現在は脳内出血倒れ体が不自由になり車椅子生活を余儀なくされています。

 

林真須美死刑囚とは、いまだに婚姻関係にあり妻の無実を長男と一緒に訴えています。

 

長男も実の母の無罪を信じ、年に一度くらいの頻度で面会に行っているそうです。

 

事件後、両親二人共が逮捕されてしまい、4人の子供達は児童養護施設で育っています。

 

林夫婦は、多額の保険金詐欺を働き逮捕前は贅沢な暮らしで、4人の子供達も何不自由ない生活をしていたそうです。

 

自宅には多額の現金があり、札束で積み木遊びをしていたとか。

 

しかし事件後は、子供たちの生活は一変しました。

 

長男はインタビューに答えていて施設でいじめや暴力を受けていたと話しています。

 

同じ施設に入所していた少年らから日常的な暴力を受けたといい、顔に傷ができれば職員らにいじめが発覚することから主に体を狙われ、怪我が絶えなかった。「ポイズン(毒)」。いじめを受けていた少年らからこんなあだ名で呼ばれることもあったという。給食のカレーに乾燥剤を入れられ、気付かずに食べておう吐したことも。

 

林家の4人の子供達は、全員成人し独立をしています。

 

しかし犯罪者の子供と言うと世間はでは、風当たりが強く普通に生きて行く事が困難だと思います。

 

長男は運送会社働いていますが、息子と知っているのは社長だけだと言っています。

 

以前飲食店で働いていた際にも、子供だと知れてしまい衛生的に悪いという理由で辞めさせられたと言います。

 

お付き合いされていて、結婚も考えていた女性に自身の事を話した末に結婚も破断になったとか。

 

犯罪者の子供という、重い十字架を背おい生きて行くのは大変な事です。

 

子供たちには、何の罪もない事ですが犯罪者の血が流れているだけで世間では風当たりが強くなります。

 

長男は母親の無実を信じ、父親の健治さんと活動をしていますが、実際に母親が犯人でなくても事件は起こっており多くの被害者が出ている事は事実です。

 

長男は「家族だから、母を信じたい思いがある。何度も葛藤を繰り返している」と話されています。

 

長男以外の他の兄妹も、同じ十字架を背負いながらもひっそりと暮らしていて、林家は長男以外は3人は女の子で結婚もし子供もいて、母親である林真須美死刑囚とは疎遠になっているとも言われています。

 

子供が生まれると、自身の十字架をその子供にまで背負わせたくないと思います。

 

出来れば関わりたくないという思いは、誰しもが思う事だと思います。

 

和歌山カレー事件

毒物カレー事件 平成10(1998)年7月、和歌山市園部の夏祭りに出されるカレーにヒ素が混入され、4人が死亡、63人が急性ヒ素中毒になった。近くに住む林真須美死刑囚が殺人などの罪に問われ、弁護側は無罪を主張したが、1、2審は死刑判決。最高裁もこれを支持し、21年に死刑が確定した。弁護団は同年7月に和歌山地裁に再審請求を申し立てたが、今年3月に棄却された。

 

 

まとめ

オウム真理教の事件関係者の刑の執行により、「平成の事件は次の世代に持ち越さない」と、言われていて多くの刑が執行されるのでは?と考えられています。

 

和歌山カレー事件も、20年以上がたち2009年に刑が確定しています。

 

再審請求も2017年に棄却され、刑の執行があるのでは?と考えられます。

 

しかし和歌山カレー事件は、直接証拠がなく状況証拠だけでの刑の確定になっており、今でも林真須美死刑囚は無罪を主張し続けています。

 

このまま刑を執行してしまい万が一でも、冤罪の可能性でもあれば国は責任を問われることにもなりますので、林真須美死刑囚の死刑執行は長引くのでは?とも考えられます。

 

刑の執行を待たずに獄中でなくなる受刑者も多く、林真須美死刑囚もその可能性もあります。

 

彼女の獄中生活はとても厳しく年を重ねると、堪え難い環境にあると思います。

 

受刑者の中では、熱中症などで亡くなられた方もいます。

 

国も刑の執行をせずに、獄中で亡くなることを望んでいるのかもしれません。

 

しかし、林真須美死刑囚がいくら無実を訴えても事件は起こっていて被害者も多く出てているのは真実です。

 

この事件は奥が深く、難しい事件だと思いますね。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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4 件のコメント

  • 「12月18日19:00 日テレ系列
    平成ニッポン衝撃映像ランキング30!」
    にてカレー毒物事件の報道映像が印象的でこのブログに出会いました。
    とても分かりやすかったです。誤字脱字が所々に目立つのでそこが違和感でした。

  • 昨日和歌山駅地下からの異臭騒ぎがニュースになっててその周辺の民度を聞くとあいりん地区や同和地区のような低さからややこしい人が結構いると聞き、まさかの異臭騒ぎかなとか年齢層の幅が広いモブかと談笑したが、その周辺で過去に林真須美死刑囚のカレー事件の話題がたまたま出て気になりここに行き着いた次第です。

    まだ生かしてたんですね。あの事件は保険金目当てでやったんですよね。関係ない人からしたらマジでブチ切れですよね。死刑囚って名目謳ってて何故生かすんだと思いません?親族殺された身なら報復当たり前違いますか?死刑反対派の親族殺された場合の仏心か見てみたいもんですわ。絶対報復してると思いますよ。変わっとるわこの国の偽善者連中は。

    まあ身内がやられたら報復するはずですから。挙句税金で生かされてるんですよ?おかしな話や。更生なんてせんて。犯罪して更生することなんて希やで。

    • 確かに、関係ない人を巻き込み親族のかたなどは本当に辛い思いをされていると思います。
      そして、毎回テレビなどでは平成の事件としてメディアなどに取り上げられていますのでお辛いでしょう。
      直接証拠がなく状況証拠だけでの刑の確定ですが、林真須美死刑囚は無罪を主張し続けているようです。
      事件が起こったことは、事実で税金を使われているのも事実ですね。

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